この講座ではリーダーが獲得すべき6つの能力を身につけてもらいます。
6つの能力とは、
- 自己認識(自己への気づき)
- 自信
- 幅広く、ものごとの全体をとらえる視野
- 社会的システムの中で効果的に働く能力
- 創造的に考える能力
- 経験から学ぶ能力
上記の能力は経験によって身につけるものです。
CCLは次のように言っています。
『人は現状のスキルや視野では不十分である、 もしくは十分に活用できていないことに気づかなくてはならない。 次に開発する能力、視野を特定し、実際に試してみる。 一定期間の実践を重ねて新しいスキルや考え方がなじんでくるようになると人々はそれらを効果的に活用できるようになる。 このサイクルは人々が各領域の能力を拡大するときに何度も繰り返される。 このために『リーダーシップ開発には時間がかかる。』
これまで私達は無自覚に経験学習することによって各自で身につけていました。
しかし意図的に取り組むことで時間はかかっても確実に身につけることができます。 あなたもリーダーシップに必要な能力を是非手に入れて下さい。
6つの能力
自己認識とは
自分がどのような性格や嗜好をもち、積み重ねてきた経験、あるいは環境要因が自分の強みや弱みを形成してきたかについて理解し、さらに自分の強みや弱点が他人にどのように影響を与えるか、人生のさまざまな役割や目標の達成にどのような効果をもたらすかを理解することです。
自己認識するために経験の振り返りから自分が物事をどのように捉え、考え、行動しているかを学ぶことが必要です。
自信とは
自分の価値・能力を信じることです。
自信は行動した結果から自分が望んでいたものを得ることで高まります。 自信をえるために自分にとってチャレンジングな経験や新しい経験・厳しい状況の経験から 学ぶことが大切です。
<幅広く、ものごとの全体をとらえる視野とは
起こっている事象を様々な視点や枠組みから観て、ものごとの全体像を把握する能力です。
私たちは自分の視点からしか観ることができないため、自分と違う視点を意識的に持つことが大切です。 全体をとらえる視野をもつためには経験の振り返りから自分の見ている視野を確認し、意識的に視点を変えたり枠組みを広げることが必要です。
社会的システムの中で効果的に働く能力とは
社会システムの中で他者と協調して何かを成し遂げる能力です。
自分と他者の意見を調整し、同じ方向に進むためには他者のやるきを引き出し、他者との関係性をはぐくむコミュニケーション能力は欠かせません。 社会的システムの中で働く能力をえるには経験の振り返りから自分の考えていることを素直に表現し、他者の考え・気持ちを理解する力を高めることが必要です。
創造的に考える能力とは
個人の思い込みや枠組みから抜け出してものごとを考える能力です。
刻々と変化するビジネス環境では自分の思いや枠組みにとらわれていては問題を素早く解決することはできません。 創造的に考える能力をえるには経験の振り返りから自分の考えていることを明らかにし、 他の考えを探すことを楽しむことが大切です。
経験から学ぶ能力とは
経験から自分を変化させる能力です。
多くの出来事は自分の内面によって解釈し反応した結果だと認識し、自分の内面を変えることが経験から学ぶことです。 経験から学ぶ能力をえるには意識的に様々な出来事を客観的に振り返り、自分の内面と向き合う必要があります。