行動は変えられる⑩
勉強をしないといけないのに
どうもやる気にならない。
なんてことありますよね。
ついついゲームをやってしまってとか
だらだらテレビを見てしまってなんて
ありがちです。
やらなければいけないことがあるのに
どうもやる気になれない。
行動を増やさないといけないのに
一向に気力が上がらない。
そんな時、どうすればいいでしょうか。
自分をコントロールして
行動を増やすことは可能です。
今日は行動の自己管理についてお伝えします。
自己管理の手順
- 標的行動を定義する
行動は具体的で特定の動作を選びましょう。
例えば、ただ勉強すると設定しまうと
何の勉強なのかがわかりません。
そのため本を読むのも勉強として
本来やると決めた勉強から
逃げてしまうことにもなりかねません。
- そのためこの問題集の4ページ分、
本日の授業の復習など
具体的な行動を決めることが大切です。
- 行動を記録する
勉強時間を増やしたい人に
昨日の勉強は何時間しましたかと
尋ねてみるとだいたいこれぐらいかなと
はっきりしないことがあります。
はっきりしない行動は
せっかく行動を起こしていても
自信にはつながりません。しっかり現実を把握して
行動を増やしている様子をみることは
自信につながり行動を増やしていけます。
- ベースラインをとる
行動管理をする前の標的行動の量を
把握しておきましょう。
意図せず普段の自分が標的行動を
どのくらいしているかを知りましょう。
- グラフをつける
行動の記録をとることは大切です。
さらにグラフにしてみると
より効果がはっきり見てとれるため
よりやる気を出すことができます。
- 新しい随伴性を導入する
行動を増やすための随伴性を
設定しましょう。
毎日決めた勉強ができたら、
テレビを1つ見るなど、
やりたいことを1つ許してみるのもいいでしょう。
- 随伴性を改良する
設定した随伴性が効果がない場合には
随伴性の見直しをしましょう。
さあ、あなたもチャレンジしましょう。
参考図書
行動分析学マネジメント
人と組織を変える方法論
舞田竜宣 + 杉山尚子 著