行動は変えられる③
職場で上司から同じチームの人間が
怒られています。
その様子を見ていて、
そこまで怒ることないんじゃないかなぁと
思ったりすることはないでしょうか。
上司から怒られる原因が
そこにはあるのでしょう。
ですが感情的に怒っていたり、
理不尽な怒りをぶつけているように
思えることは怒られている人にも、
周囲の人にも良い影響を与えません。
怒られることに納得感がないと
不満を感じ、
上司に不信感を持ち、
やる気をそぎます。
怒られていない周囲の人間も
自分が怒られていないにも関わらず
上司の怒りの影響を受けます。
自分も失敗した時には
怒りをぶつけられるだろう。
時には理不尽な事でも
怒られるかもしれない。
いつ自分にも同じことが
起こるか気が気でない。
すると不愉快な感情とともに
チャレンジする意識も削がれます。
問題点の指摘は大切ですが、
それに怒りの感情を乗せてしまうと
未来への発展につながりません。
問題点の確認をした上で
改善点を自ら考えさせる。
そして笑顔と感謝の気持ちで
よりやる気を引き出す。
笑顔と感謝という好子を使って、
行動を増やすことを促しましょう。
長い期間弱化と消去を続ける。
行動を抑える力をかけ続けることは
人や組織の再生する力を無くしてしまいます。
人や組織の活性化が感じられない場合には
弱化・消去の原因をまずは見極めましょう。
活性化させる働きかけは
ちょっとした働きかけから始められます。
参考図書
行動分析学マネジメント
人と組織を変える方法論
舞田竜宣 + 杉山尚子 著