もっと自分の感情に注意を払おう
よく人間は感情の動物だと言われます。
人間が感情の動物だと言われるのは
感情が人間の行動の最大の動機となるからです。
けれどビジネス現場では感情を表に出すことは
よくないことと考えられ、
ないものとして扱われています。
しかし本当に感情は表に出ていないのでしょうか。
たとえば
新入社員が上司の忙しそうな様子をみて
本当は急いで相談したいのに
躊躇して相談できないという話をよく聞きます。
このような状況で新入社員は
なぜ相談できないのでしょうか。
理由はたくさんあると思いますが、
おそらく上司が忙しくてイライラしているように見え
怖くて話しかけられないのです。
私たちはイライラと怒っている人を怖いと感じます。
怖い人には近寄りたくないですよね。
しかし当の本人はイライラしていることに
気づいていないこともあります。
意外に気づけない自分の感情
私たちは感情的な状態になっていることを
自分では気づきにくいものです。
たとえ感情に気づき抑えられていると
思っていても感情は表に出ていて
自分や周囲に影響を与えています。
しかもそのことに気づいていません。
そうなんです。
気づいていないものはわからないのです。
他人の感情には敏感に気づくので
自分の感情にも同じように気づいていると
思ってしまいます。
そのことが余計に自分の感情に
気づけなくしているのです。
自分のなかに少しでも不愉快な感情が
あるかなと感じたら、
落ち着いて感情を感じるようにしてみましょう。
感情を押し殺すということは
できるようでできないものです。
感情は押し殺すものではなく落ちつかせるものです。
マインドフルネスで心を落ちつかせてみてはいかがでしょう。