できることならストレスは
溜めずに減らしたいものですよね。
ストレスを減らすには、
ストレスに感じている自分を振り返り
自分を知ることが肝心です。
振り返るのは、
不愉快な感情がおきたシーンです。
そのときの感情を思い返すと、
怒り、悲しみ、くやしさ、さみしさなど
いくつもの感情がそこにあります。
ストレスを感じているとき、
そこでは感情が動いています。
この感情については意外と知らないのでは
ないでしょうか。
今回は感情についてお伝えします。
感情のスタンプカード
感情にはスタンプカードのような
特徴があるそうです。
このスタンプカードとは、
お店で商品を購入したときに
スタンプを押してくれて、
何かの商品と交換してくれるものです。
みなさんもお財布の中に、
何枚か入っているのではないですか。
感情もスタンプのようにたまっていき、
あるところまでたまったときに、
ネガティブな報酬と交換します。
少ないスタンプで交換したときには、
イライラしたり、
誰かにあたったり、
お酒を飲みすぎたりという形になります。
多くのスタンプを交換するときには、
躊躇なく離婚したり、退職したり、
治療をやめたりなどの形になったりします。
このスタンプカードは、
人により貯められる量が違い、
少ししか貯められない人と、
多く貯められる人がいます。
自分の持っているスタンプカードの量を
振り返ってみてはいかがでしょう。
意外と貯めすぎているかもしれませんよ。
本物の感情と偽物の感情
感情には本物の感情と偽物の感情が
あります。
成長の過程で親から表現を許された感情と
表現を許されなかった感情があり、
表現を許されなかった感情は押し殺し、
表現を許された感情で表現していくようになります。
この押し殺している感情が本物の感情で
普段表現している感情が偽物の感情です。
押し殺した感情は自分では
気づきにくくなります。
今自分はどう感じているのかと
心の中を探ってみることは
あまりないのではないでしょうか。
不愉快な感情があることに気がついたときには
心の中にある感情を洗いざらい
書き出してみましょう。
感情を探って行くことで、
ああ、こんな感情もあるかもと
自分のいろんな感情に気づいていけます。
感情があるところには、
感情を引き起こしている思い・考えが
あるはずです。
そこに不愉快な感情があるなと気がついたら、
「何を感じた?」
「何を考えた?」
と必ずセットで自分に問いかけてみてください。
意外と自分の思い・考えに
向き合っていないのではないでしょうか
「今自分はこう感じているのだな。」
「それはこう考えているからだ。」
ということがわかってくると、
「それならばこうしてみると楽になるよね。」
とどうしたらいいかを探しやすくなります。
自分の感情・思い・考えに向き合うことで
ストレスは減っていくのです。
参考図書
ストレス体質を卒業し「生きづらさ」を手放す法
加藤 史子 著