人間関係をより良くする方法③

私たちは人とさまざまな形で
関わっています。

お互いを思いやる関係、
お互いを認め合う関係、
お互いを高め合う関係、
お互いを攻撃する関係、
お互いを落とし合う関係など

お互いにとって、
いい関係もあれば、
悪い関係もあります。

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悪い関係はわかってやっている場合と
あまり意識せずにやってしまっている場合が
あります。

人や自分に対して
暴力的にはたらくコミュニケーションを
『心の底からの訴えを遠ざけてしまうコミュニケーション』
と呼ばれます。
このコミュニケーションを見ていきましょう。

心の底からの訴えを遠ざけてしまうコミュニケーション

1. 道徳を持ちだす

道徳をふりかざして人を裁く。

これは自分の価値観に合わないふるまいをする相手が
悪い、間違っているとほのめかすやり方です。

あなたのこんなところは問題ですとか、
あなたの行動は人としておかしいなどと
言うことはないでしょうか。
あまり深く考えずに言っている人はいるでしょう。

非難、侮蔑、こきおろし、烙印を押す、
批判、比較、分析するなどは
形を変えた裁きになります。

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わたしたちはそれぞれ
大切にしている価値観をもとに
物事を判断します。

ところが相手が自分の価値観に
合わないふるまいをすると
『道徳にもとづいた判断』を下し、
相手を否定します。

道徳を持ち出すことは自分では悪いことを
言っているとは思わないために
相手を否定しているとは
自分では気づきにくいものです。

しかし道徳を持ち出して相手を攻撃している時は
感情的になっているので、
人と話をしているときに
感情が高ぶっているなと気づいたならば、
今なぜ感情が高ぶっているのだろうかと
自分に問いかけてみてください。
もしかしたら、相手を否定して、
不愉快な感情を相手にぶつけているかもしれません。


2. 比較する

比較というかたちで人を評価する。

人を見て、自分と比べてしまうことはありませんか。
すると相手をうらやましく思い、
自分を卑下して悲しくなることがあります。

もしくはAさんとBさんを比較して、
AさんはBさんより劣っていると
評価する形でAさんを攻撃していませんか。

このように比較する形で自分や他人を
責めているのです。

評価は何気ない会話の中に潜んでいます。
自分や人を評価することを無自覚にやって
いるかもしれません。

もし人との対話中に自分や相手の不愉快に
気づいたならば、
自分の話していることや口癖を
気にかけてみましょう。
もしくは後からでも、その時の様子を
振り返りってみましょう。
口癖は無自覚に出てしまうものですが、
その人の考え方の癖が現れます。

口癖に気づくことで自分や人を
比較していること、
やってしまっていることに
気づくことができます。


3. 責任を回避する

○○しなくてはならない。
○○のせいでこうなった。
なんていうセリフを聞きませんか。

責任の所在があいまいな発言で
自分の感情・考えに責任を負うことが
ないようにしています。

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例えば、このようなもののせいにしていないですか。
・あいまいで誰のものでもない力のせいにする。
・自分の状態、生育歴、病歴のせいにする。
・他人のせいにする。
・権威側のせいにする。
・集団のせいにする。
・組織の方針、規則のせいにする。
・性別、年齢、役割のせいにする。
・衝動のせいにする。

自分の行動、考え、感情の責任を意識しないことは
危険なことです。

自分を守るために人は自分以外のもののせいにします。
しかし自分以外のもののせいにしてしまうと自分では
どうすることもできないためにかえって自分を
傷つけたり、悩ませてしまいます。

自分にはどうすることもできないと感じたなら
自分以外のもののせいにせずに、
まずは自分でできることに集中してみましょう。
やりきった先に答えがみつかるかもしれませんし、
もしかしたら答えがみつかる時期は
もう少し先なのかもしれません。


4. 自分の願望を強要する

自分の願望を相手に強要し、
従わなければ非難やバツがあると
感じさせることはありませんか。

権威がある立場の人は
この強要するという事をしがちです。

また怒りっぽい人は怒りを使って
強要することをしがちです。

例えば
親子関係や男女関係などはこの怒りの感情を
使って相手に自分の願望を強要しがちです。

しかしたとえ相手が自分の望む行動をしてくれても
少しもありがたいとは思えず、
やって当然と感じてしまいます。

また相手は嫌だけどやってやったと思い、
必要以上に感謝されて当然と思います。

このようにお互いが納得せずに行うことは
いい結果につながりません。
よりよいもの、関係を望むなら、
互いに理解しあう必要があります。

立場が違うもの同士が関わる場では
何とか自分の望む状況にしようと考えると
自分の願望を相手に強要しがちです。

たとえ上下の関係でも
相手に何かをお願いする時に自分が少しでも
感情的になっていると感じたら、
自分の心が落ち着いてから
相手に対して依頼しましょう。
感情的な依頼と落ち着いた依頼とでは
相手の受取り方が変わってきます。
いい関係はいい結果につながります。


心の底からの訴えを
遠ざけてしまうコミュニケーションを行うと
なにかしらのわだかまりが生まれます。

Môsieur J. [version 9.1] via Foter.com  CC BY-SA

いい関係を築き、
互いに高め合える関係になりましょう。

参考図書
NVC人と人との関係にいのちを吹き込む法
マーシャル・B・ローゼンバーグ 著

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