自分らしくあるための2ステップ

行動を起こすときの原動力になるものは
いろいろあると書いてきました。
その中には感情もあります。

怒り、こわい、
うれしい、楽しいといった
様々な感情と共に行動していますよね。

もしかしたら感情に振り回されて
行動していることがないでしょうか。

実は感情は自律的であるために
大切なものです。

自律的であるためには、
自分自身と自分の内面を
管理することが重要です。
感情にふりまわされていると感じるならば、
それは自律的ではありません。

大切なことは感情や内的衝動を管理する
調整過程をつくること、
自分の欲求を満足させる方法を
見つけることです。

感情を効果的に管理することは
とっても重要な発達課題です。

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うまく達成できた人は感情経験が豊かで、
感情をどう表すかも自分の自由になります。

しかし達成することに失敗した人は
感情を感じないように抑圧したり、
感情に圧倒されてしまったりします。

実は感情をおこす刺激は人さまざまです。
人は出会う刺激に対して自分自身で
意味づけをするため、
他の人とは違う意味づけを
することもあります。

同じ刺激でもある人は喜びを感じ、
別の人は怒りを感じることもあります。

刺激の意味づけは刺激とその人の
欲求や期待との関わりから引き出されます。

感情を起こす刺激に対して意味を与える過程には
2つの要素があります。

ある刺激に出会ったとき、
人は即座に意味を直感的にとらえ、
それに対してある特定のやり方で
反応する傾向が組み込まれています。

例えば、あなたの頭の横に向かって
ピュンと何かが飛んできたとします。

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すると直感的に脅威を感じて、
恐怖と怒りの感情が起こります。

神経システムには身をかわして
悪態をつく傾向が備わっているかもしれません。

この即座に起こる直感的な反応が
最初のステップです。

その次にあなたは何が起こったかを
もっとじっくり考えます。

じっくり考えることで、
あなたが刺激に与えた即時の解釈が調整され、
意味づけが変わり、
経験する感情も変わります。

恐怖や怒りは実際に起こったことが
再評価されると共に消滅します。

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人に感情を乗り越える力を与えるのは
よく考えた上での評価なのです。

感情を自己に統合し、
自律的になるためには
必要な2つのステップがあります。

感情を自己に統合し自律的になるための2ステップ

1.感情をおこす刺激の解釈を変えて感情を調節すること
その過程で統制的な力を克服することが
できるようになります。

2.感情が動機づける行動をうまく調整すること

感情にはある行動傾向が組み込まれていて、
進化の歴史における遺物であるようです。

怒って殴りかかったり、
恐くて逃げたり、
嬉しくて接近するなどの行動は
感情の表現としてほとんど自動的に
起こります。

しかし人は衝動を抑制し、
どのように行動するかを決める能力も
持っています。

自律的になるには、
感情が起こったときに
行動を調整できるようになる必要があります。
すると怒ったり、喜んだりしたときに
どう行動するかを選ぶことができます。

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感情に関して統合的であるほど
その感情に対してどうふるまうかに
自由があると感じるでしょう。

感情が行動を決めるのではなく、
どう行動するかを選ぶための1つの
情報となります。

行動は感情を自覚し、
達成しようとする目的を考慮して
選ぶことができるようになります。

自律的であることは
感情を十分に経験し、
どのように表出するかについて選択できると
感じることを意味するのです。

もしあなたが、
いつも困った行動をしてしまっているなと
思うシーンがあるならば、
その行動をとってしまうはじめの
ポイントを考えてみてください。

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そこには何があるでしょうか。
あなたの考え方、感情が
見えてこないでしょうか。
あなたの考え方、感情が
困った行動が引き起こしているかもしれません。

まずはそこにあるものを知り、
あなたがどう行動したいのかを考えることで、
あなたは自分が望む行動を選択することが
できるでしょう。

変化を求めるのであれば、
自分を受け入れ、
自分の内的世界に関心を持つことです。

自分の行動の理由について
ほんとうに興味をもったとき、
そして自分から変わろうとしたとき
変化を起こすことができます。



参考図書
人を伸ばす力-内発と自律のすすめ
エドワード・L・デシ+リチャード・フラスト 著

人を伸ばす力

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