やる気を高める関わり方

前回、誰かのやる気を高めるためには
相手の自律性(自由に自発的に行動する)と
有能感を高める働きかけをすることですと
お伝えしました。

そして自律性を高めるには
相手に選択権を与えることが大切でしたが、
この選択権についてもう少し考えてみましょう。

選択させるときに注意点が5つありましたが
それ以外に気にかけたいことがあります。

それは自律性を高めたい人の権利がどこまでで
他の人の権利がどこからかということを
認識させることが大切であるということです。

許容範囲を設定することで
権利と制約を伝え、
責任をもって選択してもらう為の
助けとなります。

許容範囲の設定をするとき、
自律性がそこなわれないように
気をつけたいことがいくつかあります。

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1.自分自身で許容範囲を決めさせる。
個人の選択がその集団の他者の権利を侵害するならば、
管理職よりも集団全体が問題を議論して、
なんらかの制限を設けることが必要です。

もし管理職が許容範囲を設定する場合は
どのように範囲を示すかが重要です。

管理するような言葉をさけ
抵抗感をあまり感じさせないようにすることで
制限を受け入れやすくなります。

仮に行動が制限されていても
その理由が理解されれば
その制限を受け入れることができます。

あわせて、なぜ課題をするのか、
なぜそういったやりかたをするのか
なぜということを十分理解すれば、
より自律性を発揮するようになります。

2.範囲を広く設定し
その中で選択を許すことで
制限されているという感じを
もたせないようにする。

3.犯した過ちに見合う結果が
もたらされるようにする。

必要以上に不安をあおり、
行動をうながすことがないようにしましょう。

許容範囲を設けることは
「規則」をつくることであり、
「規則」を守った結果や違反した結果が
理解されることが重要です。

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罰は人を管理する方法ですが
許容範囲を設けることは
管理することではなく、
責任をうながすことです。

人生では多くの選択をします。
その選択には何らかの結果が伴うことを
その結果を受け入れる用意も
できている必要があリます。

そのためには自分で選択をしたのだと自覚することで
結果を受け入れることができます。



参考図書
人を伸ばす力-内発と自律のすすめ
エドワード・L・デシ+リチャード・フラスト 著

人を伸ばす力

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