やる気を引き出す接し方

会社で部下に自ら率先して意欲的に
仕事をしてもらいたいんだけど、
なかなかやる気が見えないとか、
子供にもっと楽しくいろんなことに
取り組んでもらいたいんだけど、
やりたがらなくて
なんて思っていませんか。

できれば、やりなさいといった
命令口調でやらせるのではなく
そんなことを言わずにすんだら
どんなにいいだろうかと
悩むことはないでしょうか。

Mark Turnauckas via Foter.com  CC BY

人は何か行動する時には
自由に自ら行動する時と、
人に言われて行動する時があります。

自由に自発的に行動することを
自律的であると言い、
他人による圧力により行動することを
統制されていると言います。

自律的であるとき
その人はほんとうにしたいことを
やっているために大きな不満はないですが
統制されているときは
圧力をかけられているために
抵抗したいという不満をもっています。

この統制された行動には2つのタイプが
あります。服従と反抗です。

服従は権威者の考えが
実現されるように従う行動で
反抗は期待されていることとは
反対のことをすることです。
統制されることに対する抵抗の現れです。

先ほどの上司部下や親子間など
身近な人間関係の中でこの統制がありますよね。
冒頭のシーンでは統制されている状況が
目に浮かびます。

上司部下間で、
「あの仕事はどうなっているんだ」と
部下を問いただすシーンはよくありますよね。

親子間で、
親が子供に
「宿題はやったの」と
プレッシャーを与えるシーンもありますよね。

上司も親もプレッシャーを与えたいわけでは
なくてもその上下間には圧力があります。

圧力になるものには脅し、締め切りの設定、
目標の押しつけ、監視、評価などがあり、
これらはやるきを低下させます。

ではどうすれば、
上司・親はやるきの低下をおさえて
部下・子に行動させることが
できるのでしょうか。

課題を与える場合に
それをどうやるかにある程度
自由裁量が許されていれば、
一人の独自性をもった人間として
扱われなかった人よりも
その活動に取り組み、
より楽しむことができます。

Hamed Saber via Foter.com  CC BY

選択の機会を与えることが
人の自律性を支えるための主要な条件です。

人は自分で選択することで
自分自身の行動の根拠を
十分に意味づけることができて
納得して活動に取り組むことができるのです。

また自由意思の感覚を感じることができ
疎外の感覚が減少する。
しかも、もし選択の機会が提供されるならば、
人々は自分たちが一人の人間として
扱われていると感じる。
このように選択の機会を提供することによって、
問題をうまく解決することができるのです。

もしあなたが誰かに何かをしてもらいたいと
思うならば、相手の自律性を考慮した
働きかけができるように考える必要が
あります。



参考図書
人を伸ばす力-内発と自律のすすめ
エドワード・L・デシ+リチャード・フラスト 著

人を伸ばす力

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