ストレスを生む仕組みは色々なトラブルの元に

私たちが不愉快になる原因は様々です。
不愉快な気分の原因がこの出来事があったから
ということがわかっていても、
その出来事に対するどのような捉え方によって
不愉快になったのかまで考えることは
あまりありませんよね。

『ストレスに向き合う』の話の中で、
ストレスになってしまう仕組みを
いくつかお伝えしました。

この仕組みがもとで、
ストレスを抱えてしまったり、
対人関係のトラブルを引き起こしてしまったりと
さまざまな問題を引き起こしています。

こんな問題にも、
このストレスになっている仕組みが
原因になっているという実例を
ご紹介しましょう。

**********************

新しい仕事をすることになった男性のケース

新しい仕事につき、
仕事を覚えなければいけないことになった
男性がいました。

新しい仕事はこれまでとは全く違うことだけに
何もかもが新鮮で、色々なことに疑問が湧き、
仕事の依頼者に質問しては理解していきました。

その依頼者は丁寧に色々なことを教えてくれ、
もっとこうしたらいいというアドバイスも
たくさんしてくれました。

その人からのアドバイスは男性の至らない点を
指摘していることもありましたが、
素直に聞くことができていました。

ところがある程度仕事にも慣れたある日、
新しい人がやってきました。

その人もなぜか男性に色々と
アドバイスをしてくれるのですが
どうしたわけか快くそのアドバイスが聞けません。

アドバイスを聞いた瞬間に
ムカッとした感情がわき起こるのです。

もうこうなると話が全く聞けなくなりました。

そこで男性はムカッとなったシーンを
振り返ってみることにしました。

Blog-20160629-1.jpg

まずはじめに気がついたのは
あまり親しくない人から
唐突にアドバイスされると
ムカッと怒りが沸き起こるということでした。

仕事の依頼者である方とは親しくなり、
その仕事のエキスパートだと認識しているので
その方のアドバイスは素直に聞けたようでした。

ところがあとから来たあまり親しくない方からの
アドバイスにはムカッと怒りが湧きおこるのです。

そこから見えてきたことは
「自分が認めていない人は
私にとやかく言うべきでない。」
というものでした。

初対面の方やあまり人となりを知らない方と接する時は
素直に話が聞けない時があるということを意識して
話を聞くようにしようと男性は思いました。

次に気づいたのは
自分に自信がありできると思っていることを
アドバイスされるとムカッと怒りが
湧きおこるということでした。

仕事にも慣れ、
仕事の依頼者から褒められることが多くなり、
仕事も任されるようになっていたので
自分は仕事ができるという自信が
ついていたようです。

そこでなぜ自信があることをアドバイスされると
ムカッとなるのかを考えてみました。

そこから見えてきたことは
「仕事ができている私に指図をすべきではない。」
というものでした。

これに気づけたおかげで
仕事に対する自信が新たなものを吸収する機会を
奪うことがあることを意識し、
気持ちを落ちつけて話を聞こうと思いました。

最後に気づいたことは
認めていない人から
求めていないアドバイスをされるとムカッとなり、
相手をぞんざいに扱ってしまうということでした。

しかしこれではその人との関係、
そして職場の雰囲気が悪くなってしまいます。
これは自分にもその人にもいいことではないと思い
返答に気をかけるようにすることにしました。

Blog-20160629-2.jpg

ストレスに向き合う②の心のポジションで考えてみます。

男性は仕事の依頼者は認めているため、
気持ちよくアドバイスを聞けています。

ところが後から人が来たときには、
自分に自信がついており、
尚且つ、後から来た人を認めていません。

つまり、自分を認め相手を認めない
ポジションにいたために
怒りが沸き起こっていました。

人は気づかないうちに、
相手を認める、認めないとジャッジしています。
認めないことがトラブルのもとになっていないか
ぜひ振り返ってみて下さい。

自分のマイナス感情をみていくと、
自分と相手の違いを受け入れられて
いなかったりしないでしょうか。
自分にも相手にもいい関係、
いい状態であるためにはどうすれば
いいのかを考えられると、
いい循環がまわり始めるでしょう。

Tag: ストレス  Tag: 感情