感情を大切に

「人間は感情の生き物」と聞きます。
ですが感情というものを
私達はわかっていません。

人により、感情との付き合い方も
さまざまです。

あまり意識せずに感情を出す人もいれば、
この感情は表現したくないと思って、
感情を表に出すことに消極的な人もいます。

また感情を表に出していても、
なぜ感情が表に出ているのかを
わかっていなかったり、
それがどんな感情かも
わかっていなかったりします。

感情はみじかなものであり、
とらえどころのないものでも
あるのです。

Bert Heymans via DIYlovin  CC BY-SA

では私たちの感情は
何のためにあるのでしょうか。

脳科学の世界では
特に喜びと悲しみの感情が
身体を最適な状態へと導くとされています。

私たちの脳は
悲しみ「苦」と結びついた経験を避け、
喜び「快」と結びついた経験を
継続するようにプログラムされています。

「快」は機能的により調和している状態であり、
活動するための力と自由が増加しているという
より完全な状態です。
そして幸福な生存へ通じています。

一方「苦」は機能的不均衡の状態であり、
活動のゆとりが減少している状態です。
この状態は病や死に通じています。

私たちはまず第一に生存することを選択します。
そして同時に今よりも良い状態を目指します。
このために感情は必要なものなのです

感情はメンタルセンサーであり、
身体を最適な生存状態へ導いてくれる
大切なものであるため、
もっと感情に注意をはらっていきましょう。

familymwr via Foter

それでは感情に目をむけるには
どうすればいいのでしょうか。
まずは気づいていない感情に
目を向けることを考えてみましょう。

ふと気がつくと、
こころがチリチリしている。
なんだか気分が悪いな
という時はありませんか。
このポイントが立ち止まりポイントです。
その奥にはあなたが気づいていない感情が
あるはずです。

実は自分の感情に意識を向けていないことは
多いものです。
このチリチリした感じが
ふっとあなたに湧きあがったとき、
流さずに立ち止まりましょう。

そして、今私はどんな気分かな。
なぜこの気分があるのかな。
と自分に問いかけてみて下さい。
あまり意識していなかった不愉快の元が
そこに見つかるかもしれません。

次に、感情が湧きおこっているのは
十分わかっているけど、
なぜこんなに感情が湧きおこっているのだろうと
わかっていないこともあるようです。

上と同じく感情をみていくと、
自分のあまり意識していなかった
不愉快の元が見えてきます。

意識していなかった自分の感情を知ると
自分のことが見えてきます。
意外と自分で自分のことが、
わかっていなかったと気づきます。

自分のことが見えてくると
気持ちが不思議と楽になっていきます。

そして、自分の不愉快な感情に向き合い
不愉快の種を減らしていくことで、
ますます自分が楽になっていきます。

感情はメンタル面でも身体面でも
大切なものなのです。
ぜひあなたも自分の感情を大切に見てください。

参考図書
感じる脳 情動と感情の脳科学 よみがえるスピノザ
アントニオ・R・ダマシオ、 田中 三彦 著

感じる脳

Tag: 感情  Tag:  Tag: 経験
Tag: 意識