ストレスに向き合う⑥

ストレスに感じている時を
振り返ってみると、
見えてくるものがあります。

それは「○○しなければならない。」
という考えがそこにあって、
その考えによって、
自分で自分を苦しくさせているという事です。

人は多くの「○○しなければならない。」
という考えを持っています。

これは成長の過程、これまでの経験から
身につけてきたものです。

特に成長の過程で親から受けてきた
対応によって身につけてきたものは
その人が生きていく上で大きな影響を
与えていきます。

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この考えはその人の行動の選択や、
引き起こす感情などに影響します。

この考えに関してはいろんな言い方をしますが、
エリック・バーンは「ドライバー」と
名付けており、重要な5つのドライバーが
あるそうです。

5つのドライバー

  1. 完璧であれ(完璧でなくてはならない)
  2. 強くあれ(強くなくてはいけない)
  3. 努力せよ(努力しなくてはいけない)
  4. 喜ばせよ(相手が喜ぶことをしなくてはならない)
  5. 急げ(急がなくてはならない)

この考えをどれほど大事にしているかによって、
息苦しさが変わってきます。

例えば、完璧であれというドライバーについて
考えてみましょう。
何事も完璧でないと落ち着かないし、
完璧でない自分はゆるせないと思う人もいれば、
ここだけおさえておけば、
あとは少々間違っていてもいいし、
今回だめでも次頑張ればいいよねって
思う人もいます。

あきらかに何事も完璧でないとと
思っている人の方が窮屈そうですよね。

これらの考え方をどれほど大事に思っているかを
はかる「ドライバーチェックリスト」が
参考図書ストレス体質を卒業し「生きづらさ」を手放す法
にありますので、気になる方は
チェックしてみてください。


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それではこれらのドライバーをもっていると
行動にどういった影響がでるのでしょうか。

1.完璧であれ
出来ていないところを許せなくて、
出来ていないところが気になる。
じっくり準備をして出来上がりに時間がかかる。
人になかなか任せることができない。

2.強くあれ
弱い自分がゆるせなくて、
人にも弱みを見せられない。
人に助けをもとめられなくて、
頑張ってしまう。

3.努力せよ
努力している自分が好きで、
楽しむよりも努力する自分を選ぶ。
休みをとることをよしとできない。

4.喜ばせよ
自分のことよりも、
相手を大事にしてしまう。
相手の様子が気になる。

5.急げ
時間を大事にしないといけない。
のんびりするなんて、とんでもない。
相手がのろのろしているのが気になる。

自分も似たようなところがあるなと
思った人は結構いるのではないでしょうか。

これらは決して悪いことではなく、
過度に働きすぎて自分や相手のストレスを
引き起こすことに問題があるのです。

ちょっと苦しいなと思ったならば、
そんな自分をゆるしてあげましょう。
自分をゆるしてあげる言葉を
用意しておくといいですね。

自分を許可する言葉を、
「アロウワー」というそうです。
少し紹介しましょう。

自分を許可する言葉「アロウワー」

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1.完璧であれ
出来ているところを見よう。
うまくいかないときはだれにでもあるよ。

2.強くあれ
そんなに強くなくてもいいよ。
助けを求めても大丈夫。

3.努力せよ
ときには休息も大事。
楽しんでもいいよ。

4.喜ばせよ
人の期待に応えられなくても大丈夫。
自分を優先しても大丈夫。

5.急げ
ときには自分のペースでゆっくりもいいのでは。
誰かを待ってあげてもいいのでは。

今回は5つのドライバーにそった紹介でしたが、
自分のストレスにあわせてぜひ考えてみて下さい。

例えば、奥さんが外出するときに
旦那さんに部屋の片付けを頼んでいたのに、
帰ってくると散らかったまま、
いや出かけたときより散らかっていて、
怒りがバクハツしてしまったときには、

なぜそのように不愉快に感じているのですか。
(⇒あの人が約束通りやってくれなかったから)
なぜそのように考えるのですか。
(⇒約束したんだからやるべきだ)
本当にそのように考える必要はありますか。
(⇒もしかしたら、相手が疲れていることを考えずに
  無理やりお願いしたかも)
ちょっとゆるしてあげてもいいのではありませんか。
(⇒無理なお願いをしたようだ、
  一緒に片付けてくれるかしら)

日常のストレスを丁寧に振り返ることを
繰り返すことで、徐々にストレスに感じる回数が
減っていきます。

ぜひ不愉快に気がついたときには
どうして不愉快に思っているのか。
そう思う必要があるのかを考えてみて下さい。

次回もストレスについて考えていきます。

参考図書
ストレス体質を卒業し「生きづらさ」を手放す法
加藤 史子 著

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