結果や周囲を気にしすぎる
あなたは結果や周囲を気にしすぎて
自分の思っていることを
話せないことってありませんか。
私たちがより良い人間関係を築くには
アサーティブなコミュニケーションが
効果的です。
けれどなかなか日常で
アサーティブなコミュニケーションって
難しいんですよね。
私たちがアサーティブになれないのは
以下の理由です。
- 自分の気持ちが把握できていない。
- 結果や周囲を気にしずぎる。
- 基本的人権を使っていない。
- 考え方がアサーティブでない。
- アサーションのスキルを習得していない。
- からだが語るものが言葉と違う。
今日は2.結果や周囲を気にしすぎることについて
お伝えします。
2.結果や周囲を気にしすぎる
私たちが結果や周囲を気にしすぎるのは
自分よりも他者を優先して
自分のことを後回しにしてしまうコミュニケーションを
習慣にしてしまったからです。
こういう人は自分の意見を言わないことで
周囲に気を使って調整を図っていると
思っています。
しかし自分に対しては
気持ちを押し殺しているため、
徐々に不満がたまっていきます。
するとある日突然たまっていた不満を爆発させ、
急に怒りをぶちまけてしまうのです。
一方怒りをぶちまけられた相手は
その人が自分に気をつかって
言いたいことも言わずに我慢していたとは
思っていません。
なので急に些細なことで怒りをぶちまけられると
なんでそこまで怒っているかを
理解することができないのです。
相手の話を聞いてもそんな些細なことで、
そこまで怒ることなのかと思ってしまい、
八つ当たりされているように感じてしまいます。
すると2人の関係は非常に気まずいものに
なってしまうのです。
自分の思いを話すことは
こうした望ましくない状況を作らないために
とても大切なことです。
自分の思いを話していなくて、
不満を持っているなと気づいたら、
自分はなにを気にしているのか
自分がなぜ気にしているのか
を考えてみて下さい。
もしかしたら、
自分は周囲の人からいい人と思われたいから
人の反対意見になることは言わないとか、
自分は優秀でなければいけないから、
そんなちょっとしたことは我慢すべきだと
思ったりしているかもしれません。
まずは自分の思いをさぐってみましょう。
参考図書
アサーション・トレーニングさわやかな〈自己表現〉のために
平木典子