気に食わない相手とよりよい関係を築く方法
日常ではどうしても関わりたくない相手っていますよね。
関わらなくても良いのであればいいのですが
そんなわけにはいかないのが現実です。
あなたは気に食わない相手とどう接しますか。
・ できるだけ距離をとって近寄らない
・ 当たり障りなく接して深く付き合わない
・ 特別なことはせず気分を害したら
ストレスを発散して対処する
などいろいろなことをしていると思いますが、
なかなか気に食わない相手との関係って
良くならないですよね。
気に食わない相手にあなたは
「悪いのはあいつだ。普通もっと○○するだろう。」
「あいつのためにいろいろと気遣っているのになんだ。」
「あいつのあの言い方ってありえないよなぁ。」
と思うことってありませんか。
当たり前ですよね。悪いのは相手ですものね。
もしこのように思っているのであれば
その人とはよい関係を築くことはできないでしょう。
なぜなら
自分は正しい。
相手は間違っている。
という前提でものを見ているからです。
おそらく相手も同じようにあなたを見ているでしょう。
これでは平行線のままでよりよい関係には
絶対になりませんよね。
またこの考えにとらわれていると
正しい自分が変わる必要はない。
とも思ってしまいます。
すると自分を変えることがとても理不尽に思えて
意固地になって自分を変えたくないと
思ってしまいます。
こうなると自分を正当化するために相手に
「自分をないがしろにするやつだ。」とか
「私の話は聞かないやつだ。」とか
「私のことを分かろうとしないやつだ。」などの
レッテルを貼って相手をひどいやつにしてしまいます。
すると自分の考えを正当化するために
その人のすることの中で
貼ったレッテルにあうものしか見なくなります。
そしてその人を貼ったレッテルのような人として
接するためにその人との関係は
よくなることはありません。
でも本当に相手は自分が考えるような人なのだろうかと
自分の考えを疑うことは大事です。
自分を振り返っても
自分にもいろいろな面がありますよね。
おそらく相手にも自分と同じように
自分が思っている以外の面があるかもしれないと考えて、
まずは意外なよい一面を探してみてください。
相手に合わせて自分を変えなければならない
と考えると感情的に嫌になりますので、
自分の知らない面を探すとだけ考えれば
少しは気が楽になります。
自分の知らないよい一面を探すことができれば
少しずつ相手の見方が変わり、
相手の気持ちを理解できる部分が
見つけやすくなります。
相手に対する見方が変われば
相手に対する接し方も変えることができ、
相手と打ち解けるための行動もとりやすくなります。
こうなったら、相手の主張の理由を
しっかり聞いてみてください。
相手の考え方と主張の理由の中で
合意できる箇所を探してみましょう。
お互いの考え方とその理由まで話し合う中で
合意ポイントをみつけることができたら
相手との関係性も必ず変わり、
よりよい関係になるでしょう。
まずは気に食わないと思っている相手の
よい一面を探して関係を少しづつでも
築いていきましょう。