幸せはどこにある①
『今あなたは幸せですか。』
と問いかけられて、
あなたの頭の中に浮かんだものは
何でしょうか。
お金がない、
身近な人とのトラブル、
仕事がうまくいかない、
健康に不安があるなど、
今気になっている自分の問題が
頭の中に浮かんできたあなたは、
自分がかかえる問題が気になって
しょうがない人です。
頭の中は自分が気になっていることで
いっぱいでそのことばかりに気を取られ、
難しい顔をしていませんか。
とても今は幸せだとは言えないと
思ったかもしれません。
一方、『幸せです。』とすぐ答えられた人は
幸せ探しの得意な人です。
今ある自分の幸せに感謝して、
新たな幸せに向かっているでしょう。
幸せを求める方法は2つあります。
1つは、今の自分の状態はとても幸せだと
捉えて今の自分が持っているものに
感謝する人でいること。
もう1つは、今の自分の状態は幸せではないと
捉えて、今の自分が持っていないものを
追求する人でいること。
1つ目の人は今手元にある物を
しっかりと見つめ、
手にしていることに感謝をしています。
しかし、反対に2つ目の人は
今手元にない物に目を向け、
持っていないものを求め続けています。
手元にある物には目が向かずに
自分は持っていないから
幸せではないと思っています。
そして持っていない物が手に入ったら、
また新たな持っていないものを求めます。
このため永遠に持っていないものを求め、
いつまでたっても幸せにはならないのです。
今の自分の状態を幸せだと感じるには
無くてもあたりまえと考えることです。
この状態になると
自分が今持っていないものを求める時も
心に余裕がある状態で、
前向きに楽しめるようになります。
同じ努力でも自分は不幸せで
辛い辛いと思ってするよりも
自分は幸せだと感じながら
楽しんで努力したいものですよね。
まずは自分の状態を振り返ってみましょう。
自分がいま持っているものに目を向けているのか、
今持っていないものに目を向けているのか。
そしてもし自分が持っていないものに
目を向けているようであれば、
自分の持っているものに
目を向けてみてください。
きっとたくさんのものを手にしていることに
気づくはずです。
それでも不安になってしまうのは
自分の持っていないものに意識が
向いているサインです。
自分の今の状態に感謝するために
自分の持っているものに意識的に
目を向けるようにしましょう。
この習慣が身につけば、
あなたは必ず幸せになります。
そしてこの幸せの状態でいれば
前向きに主体的に行動でき、
明るい日々がやってくるはずです。
参考図書
今日は心をみつめる日
衛藤 信之 著