学びを得るには自分の考え方次第
先日、飲食店を何店舗も経営した経験のある
コンサルタントの方と話をしていて
いろいろと気づくことがありました。
その方は飲食店のオーナー向けに
繁盛店にするための経営指導を
行っています。
哲学や心理学、成功法則など専門知識以外も
いろいろな知識が豊富でとてもためになるお話を
たくさんしてくださいました。
その時の話の中で
「今の現実を変えたければ自分を変えることです。」
という話がありました。
私はこの話を聞いて、
「そのことは私も知っていますよ。」
と心の中で思いました。
しかし後日その時のことを振り返った際に
話の内容をあまり思い出せませんでした。
その時の様子をよくよく思い返してみると
その方の話が自分の知っていることだと思った瞬間に
頭で違うことを考えてしまい、
あまりしっかりと話を聞いていなかったことに
気づきました。
またその方の話を自分が解釈したいようにしか
聞いていなかったことにも気づきました。
どうしてこのようなことを自分がしたのかを
さらに振り返ってみると
私は自分が知っている話からは
新しく学ぶことはないと考えていたことと
自分が解釈したいようにしか
人の話を聞いていなかったことに
気づきました。
これでは学べるものが少なくなってしまうと
考えた私は自分の知っていることでも意識して
先入観を持たずに話をしっかり聞くように
行動を変えようと考えました。
最初のうちはしっかり話を聞くことを
意識していても、
話の内容が知ってる話だなと思うと
違うことを考えたり、
話を勝手に解釈したりしていました。
しかし意識することを続けていると
しっかりと話を聞いていない時や
勝手に解釈している時には
気づくことができるようになってきました。
そして気づきさえすれば途中からでも
行動を変えることができるように
なりました。
今では知っている話だと思っても
しっかりと話を聞けたり、
勝手な解釈を交えずに話を聞けたり
するようになってきました。
私たちは先入観なく人の話を聞くことは
難しいものです。
しかしそのことを意識していれば
その先入観の影響を少なくすることができます。
この経験で先入観の影響を弱められれば
より多くの情報を得られることが
できるようになることを学びました。