体の反応を信じすぎてはいけない
皆さんはカッと頭に血がのぼることはないだろうか?
例えば
- 相手から間違いを指摘された
- 相手に自分の意見を否定された
- 自分の話を途中で遮られた など
頭に血がのぼるまでには至らなくても
感情が瞬時に反応することってありますよね。
そんな時、皆さんはどうしますか?
- 落ち着くまで黙る
- 何もせず反応のまましゃべり続ける
- 攻撃的に相手を説き伏せようとする など
いろいろな行動をしていると思います。
この反応は人間が進化の過程で備わったものです。
そもそもなぜ瞬時に反応するのでしょうか。
危機に対して「逃げるか・戦うか」の反応が瞬時に起こる
私たち動物は身の危険を察知したとき瞬時に
その状況を改善するために「逃げるか、戦うか」の
反応が体で起こります。
たとえば
人から急におどかされたときに
瞬時によけようとするのは
この反応があるためです。
人は相手から自分と違う意見を言われると
攻撃されたと感じ、身の危機ととらえます。
瞬時に反応し感情的に相手を攻撃することもあります。
体の反応はあまりにも自然なため何に反応しているのか
ほとんど気づけません。
しかし自分と意見が違うというだけで相手を攻撃することは
まったくよい結果につながらないですよね。
体の反応に気をつける
私たちは体の反応をもっと意識する必要があります。
体の反応に意識を向けないと
ついつい体の反応を疑わず、感情的になります。
人と接していて相手にいらつきを感じたら、
相手が自分の意見と違うことを言っていたり、
相手が自分の意図通りに動かなかったり、
という理由で体が反応しているかもしれません。
その時は自分の体に意識を向け
自分が相手の何に反応しているのか、
その反応のもとになっている考えは
何かを探ってください。
そして相手は自分と違う意見を持っているだけ、
自分を攻撃しているわけではないと考えましょう。
自分の反応に意識を向け、
その感情のもとになっているものを
自分に問いかけつづけていれば
自然とその反応は弱まっていきます。
ぜひ試してみてください。