人間関係をより良くする方法⑦
人との関係を
いい関係にしたいと思うことは
多いと思いますが、
自分と自分との関係を
いい関係にしたいと考えることは
あまりないかもしれませんね。
自分と自分との関係とは
どういうことかというと、
自分で自分のことを
どのように考えるかという事です。
例えば、自分は優秀な人間だと思うか、
自分はなんにもできない人間だ、
自分はたいした人間じゃないと思うなど、
『自分は○○な人間だ』と思っている事は
ないでしょうか。
あまり意識せずに、
自分はこんなことをするような
『○○な人間だ』と思っていることが
ありませんか。
小さなころから親に
『おまえは○○な人間だ』と言われ続けて
そのことを疑問に思わずにいないでしょうか。
いい行動をとれるいい人間だと思うこともあれば、
いつもこんな失敗をしてしまうだめな人間だと
自分で自分のことを
悪く考えている場合もあるでしょう。
悪い行動を取ることが、
パターンとなっていて
自分のことを悪く考えることが
パターンになっていると
自分で自分はたいしたやつじゃないと
常に自分にすりこんでいることになります。
すると自分は○○な人間だという考えに
疑問をもたなくなります。
私達は起こった出来事や状況と
自分の評価を結び付けて考えます。
自分のことを悪く考えていると、
悪い出来事、状況は
自分が悪いからだと考えます。
冷静に出来事、状況を捉えて、
冷静に自分を評価し、
自分の成長につながる
前向きな選択をすることが大切です。
私達は自分のことを
否定的に評価しがちです。
『どうせわたしなんて、』と
その場にとどまっていては
なにも変わりません。
自分はどんな人間かを
ノートに書き出してみると
自分が自分にどのような評価をしているか
見えてくるでしょう。
少し時間をとって書き出してみるといいですね。
物事がうまくいかなかったことで、
自己嫌悪、罪悪感、恥の意識が
あなたに沸き起こるかもしれません。
その意識を味わったら、
次のステップに進みましょう。
まず冷静に振り返りをしましょう。
何が起きましたか、
どうして起きましたか、
自分が次にすべきことは何ですか、
反省はもちろん必要ですが、
必要以上に自分を責めることはありません。
自分との関係をいい関係にするには、
自分への敬意とおもいやりを持って
自分の望む目的のために
前向きに行動していくことが大切です。
参考図書
NVC人と人との関係にいのちを吹き込む法
マーシャル・B・ローゼンバーグ 著