人間関係をより良くする方法⑥
人との関係を
いい関係にするには
『共感をもって受取る』ことが
大切ですとお伝えしてきました。
ところが共感しづらい状況が
あります。
『NO』に共感する
私達は人から
『NO』や
『○○したくない。』
などと言われると
自分のことを拒絶された、
否定されたと感じてしまったり、
攻撃されたと受取ってしまったりします。
すると相手の感情に反応して
自分も感情的になってしまい、
冷静に相手のことを考えることが
できなくなります。
自分も感情に流されてしまうと
いい結果につながりません。
こんなときには、
まずは自分の感情が高まっているなと
自分の状況に目を向け、
怒りのピークといわれる6秒を
やりすごしましょう。
そして改めて、
相手の感情と、
必要としていることに
注意を向けて考えてみるようにしましょう。
次に『No』とは逆の反応、
『沈黙』について考えてみましょう。
『沈黙』に共感する
相手の反応が見てとれると
相手の感情や
必要としていることを
考えやすいですが、
相手に沈黙されると、
相手がどう感じ、
何を必要としているのかが
わかりずらく、
不安を感じるものです。
また感情を表すことは
よくないことだと考える人もいます。
このような『沈黙』の反応に
出会ったならば、
『沈黙』の向こうに隠れている
相手の感情や
必要としていることを
さぐってみるようにしましょう。
相手のちょっとしたしぐさなどからも
さぐりながら、
相手が隠している
感情や必要としていることを
たずねてみたり、
自分の感情や必要としていることを
相手に伝えることで、
相手の反応をさぐってみましょう。
お互いにわかり合えないままでは、
いい関係性にはなりません。
お互いに理解し合い、
共感する関係が大切です。
相手の必要としていることだけでなく
互いの必要としていることを
大切に考え合える関係性を築きましょう。
参考図書
NVC人と人との関係にいのちを吹き込む法
マーシャル・B・ローゼンバーグ 著