メンタルモデルを変えよう
私たちの身の回りには日々いろいろなことが起こります。
望ましいことも望ましくないことも。
「望ましいことしか起こらなければどんなにいいのに。」
と思います?
じゃあ、質問です。
望ましいことと望ましくないことの違いはなんでしょうか?
そんなの望んでいるか、望んでいないかの違いじゃないの。
って思いますよね。
ということは出来事が起こる前にすでに望む・望まないは
意識・無意識的に決まっていたということになりませんか。
たとえば
コップの水を半分飲んだとします。
- もう半分しか残っていないと思う人
- まだ半分も水があると思う人
コップの水はもとから自分のものだと思っている人に
とっては「水が減った」と感じます。
一方コップの水はもとはなかったものだと思っている人に
とっては「水がまだある」と感じます。
水の量は同じでも感じ方に違いが現れます。
出来事は「コップの水を飲んで、
コップの水が半分になった」だけです。
そうなんです。
よく考えると出来事には良いも悪いもないんです。
出来事に良い悪いの意味をつけているのは私たちです。
出来事の意味づけをメンタルモデルがしている
私たちは多くの出来事に意味をつけて生きています。
意味づけによって喜んだり・怒ったり・哀しんだり・
楽しんだりしています。
私たちはすべての出来事を自分のメンタルモデルによって
意味づけています。
なので望まないものが起こるのは
自分がその出来事に望まない意味づけを
しているからなのです。
メンタルモデルとは
私たちが世界を見るときの意識・無意識の前提
たとえば
『サメは危険だ』というメンタルモデルを持てば、
海でサメを見た時、反射的に逃げ出すなどの反応が
起こります。
望まない出来事はメンタルモデルの変更で望むものに変えよう
私たちは自分のメンタルモデルによって
世界を見ています。
望まない出来事が起こったときはその場で
意味づけを変えましょう。
たとえば
友達からいじわるをされたと感じたとします。
「人はいじわるをするものだ。」
というメンタルモデルがそう思わせたかもしれません。
そのメンタルモデルを
「人は自分の意図とは違うことをするものだ。」
に変えたとします。
すると
もしかしたら友達はわざといじわるしたのではなく
結果的にいじわるになってしまったかもしれないと
思えるようになります。
こうなれば
今まで友達を許せないと思っていた気持ちが
徐々に落ちつき友達を許せるようになります。
このように
望まない出来事が起きたと感じたら、
自分のどのようなメンタルモデルが
その出来事を望まないと考えているかを
振り返ってください。
そしてその出来事が望ましいと思える
メンタルモデルを探して
再度、新しいメンタルモデルで
その出来事を意味づけしなおしてください。
きっと自分にとって望ましい出来事になります。
ぜひ試してみてください。