ネガティブ思考をコントロールする3つの方法
ネガティブ思考は脳や体を効率的に
働かせなくするというのが前回のお話でした。
今回はネガティブ思考の対処法についてです。
対処するには自分の考え方を
コントロールする必要があります。
思考はくせになります。
もしあなたがネガティブ思考になりやすいと思うのならば、
ネガティブ思考のくせがついているということです。
ネガティブ思考をコントロールする3つの方法
1.自分の思考のくせを知る。
怒り・悲しみ・緊張・欲求不満を感じたら、
考えていることと思考の種類を書き出す。
書き出すことで自分の思考のくせが見えてくる。
*思考の種類は前回のネガティブ思考9種から
2.くせになっているネガティブ思考を
打ち負かす言葉がけを考える。
あらかじめ対処する言葉がけを考えておくことで、
ネガティブ思考が出来てきたときに対処しやすい。
ネガティブ思考9種の対処をいくつか考えてみると、
-1.全部かゼロか
物事を全部かゼロで極端に考える。
英会話の勉強を1ケ月間続けられれば
意思が強い人間だと考え、
1日でも勉強出来ない日があると、
私は意思が弱い人間だとやめてしまう。
⇒勉強出来ない日は休息日さ、
明日からまた続ければいいさ
-2.いつでも
いつでも、絶対に、毎回、みんながなど
極端に考える。
私はいつでも失敗するわといった考えをする。
⇒それは本当ですか、うまくいったケースも
ありますよね。
-8.読心術の
だれかの考えていることがわかると考える。
「上司はいつも私を見ている。
私が失敗すると思っているにちがいない。」
といった考えをする。
⇒それは本当ですか。
上司がいつも私をみている理由を
聞いてみましょう。
-9.責任転嫁の
自分の問題を人のせいにし、
自分自身の成功や失敗の責任を取ろうとしない。
受験に失敗したのは、十分集中して
勉強できる環境がなかったからだと考える。
⇒自分の行動には責任をもたないといけないよ。
3.ポジティブ思考のくせを意識する
- 正確な考え
- バランスのとれた考え
- 正直さと柔軟性
- 肯定的な見方に集中
- 論理的な思考
- 自分に役立つ場合にだけ、
「~すべきだ」と使う - 自分を含め他の人にもレッテルを貼らない
- 将来について肯定的な見方で関心を持つ
- 必要な場合、相手に説明してもらう
- 自分・他の人を非難することをやめ、
変化に責任を持つ - 悲しみ・怒り・緊張を感じるときは
いつでも、自分自身の考えに
6つの質問で対処する - 輝いているなと思う人と同じ考え方をする
- 成功を思い浮かべる
ネガティブ思考は自分に向かいます。
自分で自分を苦しめているのです。
そして、時には周囲の人も巻き込みます。
あなたも苦しい自分から自分を解放し、
明るい生活を手に入れましょう。
参考図書
「健康」は、脳が99%決める。
ダニエル・G・エイメン 著