ありのままみえていますか
経験学習は経験のふりかえりがとても大事です。
ですが、状況をありのままみていると思っていても
実はみていないんです。
私たちは世界をありのままみていると思っていますよね。
ところが同じものをみているはずなのに、
人によって、見えているものが違うようなんです。
それはなぜかというと、人によって同じものでも、
感じ方や捉え方が違い、一番は関心が違うというのが
理由です。
同じ道を毎日歩く2人がいます。
この2人は関心事が違うため、同じ道を歩いていても、
見ているものは違います。
1人は植物・花に興味があり、あの家の前には桜の木が、
この小学校にはいちょうの木があると知っています。
しかし自分に関心のないお店には気にも留めず歩いています。
たとえば使わないコインランドリーや安売りのお店など
そこにあることすら気にしていません。
もう1人はお店が興味の対象です。
今日はあそこの店が安売りで、明日はあそこのお店は休みと
お店情報はしっかり見ています。
しかしどこにどんな花が咲いているかなんてことは
気にしていないのでまったく目には入ってきません。
どうですか、そんなことありますよね。
経験学習は経験をふりかえります。
でも、ふりかえった内容は偏っていることを
覚えておいてください。
見落としていることに大事なことがあるかもしれません。