「あり方」を定める方法

最近、『あり方』という言葉をよく耳にします。

ただこのあり方って
よくわからないと思いませんか。

言葉の意味はわかるのですが、
具体的には何を指していて、
どうすれば自分が望むあり方に
なるのだろうと思っていました。

今日は『あり方』について
書いてみたいと思います。

 

あり方って何だろう。

コトバンクでは

「あり方」とは

1.ある物事の、当然そうでなければならないような形や状態。
   物事の、正しい存在のしかた。「会議の―」「福祉の―」

2.現にある、存在のしかた。ありさま。ありがたち。
  「その消息(あるかたち)及び地形(くにかた)の―を伺(み)る」〈景行紀〉

いろいろな意味はあるけれど、
あり方とは存在のしかたであり、
当然そうでなければならないような状態
だと言えます。

私たちは人と接する上で
常にこのあり方を相手に見ています。

例えば、
言っていることとやっていることが違えば
存在のしかたとしては
一致しておらず不安定と言えます。

 

 

また言っていることとやっていることは
本来同じでなければならないと思われているため、
それが違うという状態はあり方として
間違っているということになります。

このような状態は
あり方が定まっていないと
外から映ります。

言っていることとやっていることが違う場合に
何がおきるかというと、
「あいつは信用できないやつだ。」
と人とのかかわりの中で不信感が生まれ
関係性に悪影響が出てきます。

人とのコミュニケーションが
うまくいかない場合は
お互いもしくはどちらかのあり方が
定まっていないと思われます。

コミュニケーションをよくしたい場合には
あり方を定めることが
コミュニケーション改善に効果的です。

 

 

このあり方は自分から人を見た場合は
あり方が定まっている・いないが見えやすいですが
自分があり方として定まっているのかは
自分で確認することはむずかしいものです。

そこで自分があり方として定まっているか
どうかを知る方法が必要です。

自分のあり方が定まっているかを知るには
方法が2つあります。

  • 自分の考えや思いを丁寧に探る
  • 結果を客観的に振り返る

 

自分の考えや思いを丁寧に探る

自分の考えや思いを丁寧に探ることは
「自分を知る」ことです。

自分を知るためには自分に問いかける必要があります。
「自分はどのような考えを持っているのか。」
「自分はどのような思いを持っているのか。」

この問いかけには自分に正直に
答える必要があります。
決して
「一般的にはこうだから。」とか
「普通、こう考えるはずだ。」などの
自分の本当の考えや思いではないものは
自分を知ることにはならないのです。

自分が心の底から考えることや思うことを
知ったならば、その知ったことを大切にする
ことが必要です。

 

結果を客観的に振り返る

結果は自分の言動の鏡です。
自分は自分に正直に行動できていると思っていても
働きかけをした相手と思ったような関係に
ならないのであれば、
それは自分の「あり方」が定まっていないからかも
しれません。

思った通りにいかない時は
私たちは相手のせいにしがちです。

しかし過去と相手は変えられないので、
いくら問題の原因を相手にしたとしても
何も変わらないということです。

自分が本当にその人との関係を
改善したいのであれば
結果を真摯に受け止め、
自分を変えるしかないのです。

 

 

あり方は自分と向き合うしか定まらない

結局あり方は自分を知り
言動を一致させることでしか定まりません。
いくらプレゼンのスキルや話し方のスキルを学んでも
人はことば以外の情報を
たくさん受け取っています。

ある意味で騙すことは難しいのです。

あり方を定めるためには
自分を知り、自分の言動が常に一緒になるように
自分を整えるしかないのです。

自分を整えるためにも
刻々と変わる自分を常に捉え、
自分の言動が一致しているかを
客観的に捉え続ける訓練が必要です。

この自分のあり方を定めることは
自分を大切にすることにつながります。
自分を知り、あり方を定め、
そして自分を大切にしましょう。